#251エンジンハウス(3)
ニューコメンからワットに進化
ボタラック鉱山を参考に、2つ目のエンジンハウスを崖上の方に作っていきます
1つ目のエンジンハウスは地下水をポンプで汲み上げるためのものだったので、往復運動を自動化したニューコメンの蒸気機関を使ったのですが、2つ目のエンジンハウスは斜行エレベーターのケーブルを巻き取るためのものなので、往復運動を回転運動に変換したワットの蒸気機関を使います
ということで、今回も先に蒸気機関の部分を作りました
まぁ、今回も実際に動くわけではなく見た目だけの再現なんですけどねw
構造についてはこちらの動画を参考にしています
各部の紹介をしていきます
<ボイラー>
ボイラーも改良され、ヘイスタックボイラーと呼ばれるカップケーキのような形をしたものから、コーニッシュボイラーと呼ばれる円筒状のものに変わりました
構造はこちらの動画を参考にしています(紹介されているのはランカシャーボイラーと呼ばれる煙道が2つあるタイプのものですが、コーニッシュボイラーと基本構造は同じです)
<シリンダー>
シリンダーの中に入っているピストンが蒸気で上下交互に押されて往復運動する部分になります
ニューコメン式はシリンダー内部の温度が変わる構造なので、再び温めるのに時間が掛かってしまいましたが、ワット式は温度が一定になる構造なので石炭の節約になったそうです
<復水器>
シリンダーから排出された蒸気が冷やされて温水へと変わる部分です
温水はボイラーへと循環します
<ビーム>
ピストンの往復運動によってシーソーのように動き、遊星歯車機構、ポンプ、蒸気弁を動作させます
本当は全て鉄格子で各部を繋げたかったのですが、隣り合うと繋がってしまうのでチェーンで代用しました
<遊星歯車機構>
往復運動が回転運動に変わる部分です
クランク機構(自転車のペダルに使われている)が特許の問題で使えなかったので、新たに発明したそうです
<調速機>
歯車はベルトで遊星歯車機構と連動しており、回転速度を一定にするために、調速機が蒸気弁を開閉して蒸気の注入量を調整する部分です
以上で紹介は終わりますが、何だかマイクラで蒸気機関を学ぼう!みたいな内容になってしまいましたw
不勉強のため結構調べたのですが、あまり深く説明するとマイクラから逸れるので塩梅が難しかったです
まぁ、おかげで産業革命時代の開発者たちの話に興味が出たので、何か良い作品があれば見てみたいですね(下町ロケットみたいなのないかな〜?)