カボチャ効率検証
カボチャの効率の良い育て方を検証しました
※統合版の1.17.11で検証しているため、他のエディションやバージョンの仕様と異なる可能性があります
カボチャの生成条件
検証する前に、基本的なカボチャの生成条件をおさらいします
カボチャは耕地にカボチャの種を植えると茎が段階的に伸び、実が隣接する土・草ブロック・荒れた土・耕地の上に生成されます
茎の成長や実の生成には明るさが9以上必要で、
茎は骨粉で成長させることができますが、実は時間経過(厳密にはランダムティック)でのみ成長します
耕地は乾いていてもカボチャの種を植えた状態であれば土に戻ることはないので、水の使えないネザーでも育てることが可能です
検証
いろんな条件でカボチャの実の生成効率を比較していきます
試験方法はこちら
- 2チャンクの範囲内に畑を作る
- カボチャの種を植え、茎を最大まで伸ばした状態にする
- ランダムティックスピードを0tickにする
- カボチャの実が0個の状態にする
- ランダムティックスピードを10tickに変更し、1分間放置
- ランダムティックスピードを0tickにする
- カボチャの実の数を集計
1条件につき試験回数は5回で、平均値で比較します
また、10分間で10個あたりの個数を1tickに変換し直して計算します
水なし VS 水あり
耕地が乾いた状態と湿った状態の生成効率を比較します
<水なし>
<水あり>
■結果
<水なし>
<水あり>
水なし・・・平均:13/192個(10分間で10個あたり0.7個)
水あり・・・平均:31/192個(10分間で10個あたり1.6個)
"水なし"より"水あり"のほうが生成効率が良いですね
ネザーにカボチャ畑を作っているのですが、効率が悪かったということがわかりましたw(ネザーだと長時間放置がしやすいので良いんですけどね)
一方向 VS 四方向
実のなる方向が一方向のみと四方向の生成効率を比較します
(実が生成しても他の茎の条件が変わらないように配置)
<一方向>
<四方向>
■結果
<一方向>
<四方向>
一方向・・・ 平均:9/72個(10分間で10個あたり1.3個)
四方向・・・ 平均:30/72個(10分間で10個あたり4.2個)
一方向より四方向の方が圧倒的に生成効率が良いですね
周りが土 VS 耕地
周りの8ブロックが土の場合と耕地の場合の生成効率を比較します
(実が生成しても他の茎の条件が変わらないように配置)
<土>
<耕地>
<市松模様>
■結果
<土>
<耕地>
<市松模様>
土・・・ 平均:19/48個(10分間で10個あたり4.0個)
耕地・・・ 平均:33/48個(10分間で10個あたり6.8個)
市松模様・・・ 平均:27/48個(10分間で10個あたり5.7個)
周りに耕地が多いほど生成効率が良いですね
ただし、全面耕地だとカボチャの下が土に変わって市松模様になるので、生成効率は下がります
一列 VS 二列
周りの8ブロックに耕地が多いほど生成効率が良いということなので、耕地の配置を横一列にした場合と横二列にした場合を比較します
<一列>(『水なしVS水あり』の水あり)
<二列>
■結果
<一列>(『水なしVS水あり』の水あり)
<二列>
一列・・・平均:31/192個(10分間で10個あたり1.6個)
二列・・・平均:22/192個(10分間で10個あたり1.2個)
二列にした方が周囲の耕地の数が多いはずですが、生成効率が悪くなってしまいました
気になる原因は次の検証で解明します
単一 VS 混合
周辺が同じ作物ばかりだと生成効率が下がるという情報を得たので、二列の畑にカボチャのみを植えた場合とスイカと一緒に植えた場合を比較します
<カボチャの単一畑>(『一列 VS 二列』の二列)
<スイカと混合畑(各列)>
<スイカと混合畑(交互)>
■結果
<カボチャの単一畑>(『一列 VS 二列』の二列)
<スイカと混合畑(各列)>
<スイカと混合畑(交互)>
カボチャの単一畑・・・平均:22/192個(10分間で10個あたり1.2個)
スイカと混合畑(各列)・・・平均:35/192個(10分間で10個あたり1.8個)
スイカと混合畑(交互)・・・平均:22/192個(10分間で10個あたり1.2個)
※混合畑の数値はスイカと合算
列ごとに植える作物を変えた場合は生成効率が上がり、同じ作物が隣合わないように交互に植えた場合は生成効率が単一畑と同じという結果でした
これはおそらく、周囲の8ブロックの角部分に同じ種類の作物があると生成効率が落ちる、ということではないかと思います
まとめ
生成効率の良い育て方をまとめると
- 耕地を水で湿らせる
- 実の生成箇所は4方向空けておく
- 周囲の8ブロックを耕地にする
- 周囲の8ブロックの角に同じ種類の作物を植えない
ということがわかりました
これをほぼ満たす形がこちら
市松模様型ですね
ただ、畑の面積あたりの収穫量は少なく、同じ面積であれば普通に横一列に植えた方が時間あたりの収穫量はやや多いぐらいです
横一列型(『水なしVS水あり』の水あり)
市松模様型・・・10分間で2チャンクあたり平均27個
横一列型・・・10分間で2チャンクあたり平均31個
しかし、それはあくまで手作業で収穫する場合です
自動化して実がなると即収穫できるようにすれば、市松模様型の空いている耕地も活用できるので、面積効率も上がります
次回はそれを叶えるカボチャ自動収穫装置を作りたいと思います